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ねこの嘘

結構毛だらけ

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排気口から春が流れてくる 目を瞑れば桜の色はつちのした まだ眠いとややゆう虫たちと一緒に 芽吹く準備、旅程表眺めて 春は別れとそして出会い さういったくだらない必然だか偶然だか 神様のあくび、よだれ、鼻くそ目くそ、 猫の質歩、いわゆる、しっぽ 蛙…

ジョバンニ君、祈ることはたったひとつなんです 聞いてその大きな耳をこちらにすこしだけ、 ほんの、すこし、だね 私の隣で悲しげに笑う人々が ひとびとこ そ その哀しげな目の行き先 などが ただ ただ 単純にしあはせの極端に到達するように ただそれだけな…

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fの旋律は翼の上で躍る 地球上に生きるすべての生き物に注がれた 純金の眼差し そして暗転して、トバリ 銀の空を持って明日へ

すっと息はいて自律神経 わたしにひっつく猫のおもり ジャックはいつも埃の匂い 太陽にたくさんの恩をもらって

こころを示すために金が動く したごごろに蠢くは邪推のつちの子 それは男女にて 渡された銀の象の首飾りは雑なつくり 乗り尽くしたタイヤみたいな像の背中、皮膚の思い出はいまだジャングルの中 銀の象もタイヤの象も程度の差があって思い出深い 思い立って…

バイブルに首輪をつけて閻魔様のボディチェック

記録も情報も過剰だ ただ、自己中心の道を貫いて 行きたいところへ行きたい 過干渉な輩から逃れて 青とされる空が金に暮れる借景を ひたすら眺めていたい レーラダックの旅へ

こわいものはあるの あなたが懼れるもの

いつか

擦り切って過分を調整する昭和 後一年半もしないうちに私が生まれる 無上の喜びは一切の皆無 背負って歩くは勇敢な一本道

せかい

パブロは墓の中で感じ取る 世界がまた再び不穏に動き出していることを 赤子の成長を止められないのと同様で 親のように注意深く観察するしかない 耐え忍んでどうにかなるものなら 人類はみな今頃ハデスにて甘い乳を吸っている 墓の中より暗いその地はかのに…

何千回かのうそをついてわたってきた橋 大きなカワウソ

おとうと

弟にあいたい日々はつづき つれない片思いの姉よそおって、飛び乗るやまびこ 時は西暦ふたまるいちなな 人口減少に歯止めかからないんだって 弟は、きっとたくさんのところに種まいて その後の面倒は一切見ずに本当に羨ましいものです 私も雄猫に生まれてく…

新しい50リッターのザックを手に入れた日は また始まるしかない封印されし長い旅への解錠 影しかついてこない気楽な足取りは 風の向くままに山頭火 ひとつしかないこの身を擦り切っては 毛延びして勇敢なturn

誇りを最大の武器としてそのみを捧ぐおとこたちよ 誇りによってそのなは 永遠となるのか?

(とさかたてて) ゲルニカの完結を待つ十二年 これは私にかけられた呪い? あの日のことは隅々まで覚えていて 車通りの多い狭い歩道でお腹抱えて笑って ピカソにしたんだった もう、十年も前のことか あなたもきっととしをとって 世界が怖くなる瞬間 ケルヒ…

7u

世界がよくわからない ただ真空のしたに突っ立って 元きた道という軌跡を 考えたり思い起こしたりするだけだ 何もわからない場所へゆきたい 目隠しされて手探りで安穏 吐息も凍り土と還る よく解んない わかろうともしない 好きな人はもういないから 赤い血…

赤い

赤い寝袋に身を任せて桜上水 蕎麦にたくさん天ぷら乗っけて 女たちの夜そろそろ来年にパスザバトン この瞬間は今しかないと ダウンダックが

year.

優しい目の色のヤクが旗を食べる光景に 聳える白い山は塔のように高く 連れて行ってほしいところはここではない何処かばかり

想いを寄せる 波が寄せる 胸を寄せる 寄せては返す 言葉は意味を持ち合わせてセンスの集合体 わたくしたち日本人の、感覚 言の葉はいつか散り 滅びゆく美学 残された余白

陽水

人生が二度あればと陽水がうたうハイレゾスピーカーのとなり 二度?考えただけで具合が悪くなる こんな日は布団とまぐわって交わって 人間をやめて毛布 毛布すらやめて、冬眠したマレー熊はちみつの夢で涎

泣きそうなフローレン泣かないで欲しくって みんなでここまでやってきたじゃない 働く女たちは励まし合うそれ合いの手 美味しいもの食べて ちょっとだけ機嫌なおしてさ、また ひとつのところにふたつ恵まれたわたし 去ることが辛いのは それは喜ぶべきこと

かなしくてかなしくてとてもやりきれない この時期の明け方、空は白むことを拒み ポケットに手を突っ込んで歩くいつもの道は 鼻唄のせいでもっとかなしくなる やめときゃあ、いいものをdecibel

秋と冬の曖昧な繋ぎ目は 凛と立つ朝 早起きをしたニューヨークで クロワッサンとアメリカンコーヒー 何も予定のない日差しにあたって ぐうの音鳴らして朝ごはん

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Reminds the gap

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ひだり。となりのおねーさん、色白でこめどころ そのまたとなりのお兄さんは酒のせいにして彼女を口説き 新宿にホテルとったけど何もしないから一緒に行こうだなんて 口説き方が失礼であるなと、わたし黒牛に酔って みぎ。となりの九州の名も知らぬパウロ 市…

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ふるさと納税によって都区内税収大幅減 ひとのこころは、遠き故郷にある 何年経っても いつまでたっても 経てば経つほど 東京は脆い地である 祖先の地の言葉すら喋れない彼もまた ルーツのある場所に愛着を持っていたのだから 人の出自は血よりも濃い思い入…

ねえそんな写真じゃやあよだってお尻しか見えないじゃない あなた下手ね猫撮るの

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今夜は現地集合

溢れる情報に興味をそそられることは無い 知りたいのは嗅覚によって刺激された大脳の機微 たとえばこんな雪の日は帰宅した父のジャケットの繊維がはらむ雪の香り 懐かしい冬の夜 おとうさん、まだかな そろそろかえってくるんじゃない クックこんな寒い日に…

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その誘いに応じてふたりきりででかけるのを、快く思わないひとがいるので、ごめんあそばせ、よくある嘘をついては懐手 銀杏や紅葉のしたでひとり静かに歩き回って段々と呑気に染まった夕景伸びて影

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明け方揺れて猫柳の先っぽ

しみ

新しいゲーム しみがういてきた我が肌をまじまじと見つめる このしみは、どこで受けた陽射しか当てるゲーム 目元の斑点はそう十年前のホーチミンにて 懐かしいな ああ神様次はモロッコでシミそばかす赤毛のアン顔負けの 皮膚に刻む世界地図とおんなし

愛について考える時に有効な秋の霞 太陽は冬に向けて衣替えを始めたようで 空気は澄み切って透明なみずのいろ もらった手紙はここを出るときに捨ててしまおう 全部なかったことにして 一からやり直しだ

もう失うことしかできない花魁道中

せつないのつづきはあなたが握る一輪の花 スーパームーンの灯りで描かれた輪郭線は水で濡らせばすぐに消えてしまうってほんとう?

ハリボテの青いこの星を飴細工に見立てて 京都の庭顔負けの借景 宝石のふりしたキャンディー、粘り気の強い唾液涎でべとべと 口から零れ落ちる 涕の約束は白濁して想い想いの秋が色付いてゆきます

not but

Not my president Nasty

コンドームは使いまわさないけど 前戯も本番も嘯く愛だって 全部使い回し それ、大事にしてヴィンテージ

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感覚としての言語 第一言語が幼少期に身につくならば 可能な限り父と母が別の第一言語を持っている家庭に育てるほうがいいのかもしれない 微妙な感覚を修正する技術は第一言語をふたつもつものの強みとなる 発育期を終えてからの訓練は遅すぎるのだろう もし…

だってだってなんだもん

わたし悪い人が好きだからあ うんと、うんと悪い人じゃないと やあよう 投げ打って豪速球 左手の結婚線は騒音に掻き消されて まっすぐな道で背伸びして山頭火

けく

したひとが映り込む23時の全国ニュース 中野のシティホテルでペリカンの食パン 其人の灰色でスマートな頭に、は、わたしの冗談ところてんのよう 退屈になっては当たる太腿舌打ちして己の醜悪と梵天花 遊び足りない その財布も名刺も、黒く光る富裕層 ああ、…

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我々は皆纏足されたユーグレナ

そんなに言うなら、結婚ようよ。で、3人子供作ろう。3人は欲しいんだよね。 それ、いいねぇ。しようしよう。そんでさ、女の子ふたりと、男の子ひとり。でね、あと猫飼わせて。 いいよ、一緒に暮らそうよ。毎日楽しいよ。おいで、ほんとに。 ほんとに? 嘘言…

さい

すれ違うことのある何年も前の恋人は まだ同じ鞄を持っていて 少しだけ白髪が増えたよう 出来ることなら駆け寄っていって 元気にしてるのか尋ねたいのに 雑踏のせいにして俯いて足早に離れる 心臓が締め付けられるような哀しさは去って 残ったものは 懐かし…

猫一匹も幸せにできないわたしは 秋の音を聴いて眠る

日に日に空が塞がれて行く わたしの国分寺のぼやっとした薄青い空 嫌だな 好きだった喫煙所はとうの昔に潰されて 跡地にはタワーマンションが2棟 家族連れが住むのだろうか 35年ローンはあなたを支える柱になるからいいね 施工会社と設計士が明記してある看…

20161017

第一回ミーティング 予算会議 わたしが出発までに買うもの 50lザック コンパーチブルパンツ タブレット サングラス ポータブルリュック

めのまえ

いつか行こう行きたいは、死ぬまで行かないってことだから 人生は有限だから 繰り返し実をつける事実 熟した果実の歌を聴けと世界が

泣いたりぐずったりしたら迷惑かけるかもしれないけどごめんね 赤ちゃんは泣くのが仕事でしょ、気にしないって ありがとう 一緒に悪ふざけをしていた友達が ひとりまたふたりと遊びから卒業していく 胎内から我が子を産んだ彼女達を観察していれば わたしに…