読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ねこの嘘

結構毛だらけ

浮世

かなしければかなしいほど旅はここちいい
寅さん、山頭火、そしてスナフキンがそれを教えてくれる

どうしてそんなに旅が好きなら
住んでみたらいいじゃない

いやじゃ、いやじゃ

どして

だつて、住んだ途端旅先は生活くさくなる、現実くさくなる
わたし、旅先でどこのだれでもない吹けば飛んで行く根無し草であることこそに価値があるの
ただむすっと黙っていれば、わたしは、名前もないただの人、一匹の蠅におなし
それがひじゃうにきもちいいの
だってこのままいなくなっても
だれもなにもおもわないもの

日常に対して、つくづく飽きているの

そ、いうこと

名前もなくて、寂しくないの

胸打つ美しいものがあれば、寂しさがいっそ映えるから、好き
まっすぐなみちで寂しい
でも、その道は、きっとどの風景よりもしっくりくる、そんなひとになりたい

そこまで行こうと思ってるの
じゃ、まだどっかいっちゃうの

そうじゃないと、意味がないから

浮世そのものを生きるの

わたしが、浮世そのもの

ふふ

ふふふ










広告を非表示にする