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ねこの嘘

結構毛だらけ

突然秋が胸元に投げ入れられた

空の色や人々の服は夏のままで

風だけが少し冷たい秋のそれで

気づくひとはそっと襟を立てた

秋は、たまらなく寂しい

missなのsadなのと聞かれたら

その中間、と答えてあげよう

夏に生まれ秋に暮らすそして冬になる

胸元はまだまだ小麦色で、てんてんと滲み出てきた過去の栄光

秋の無い国へ土地へゆけば

わがままなわたしはそれはそれで嘆くにちがいない

胸元に生まれたての小鳥を飼うように

秋を飼い慣らし侘しさを友人とする

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